場面緘黙おとな女子のブログ

場面緘黙の経験者が当時、現在を語ります。

チューリップが羨ましかった。

花壇に植えられた赤いオレンジ色チューリップ


背が少し小さくてぷりぷりと咲いていた。


朝日に屈む私の足下に小さなチューリップが


羨ましかった。


平気になれるなにかを探してた。

いつもいつもいつも際限なくつづいてた、じゃなきゃいつでもポキポキ折れたから。


チューリップは踏まれないで折れないで

まっすぐ咲いていた。

朝日に屈む私と朝日に照らされてただただ可愛く咲いてるチューリップ。


朝日が苦しくて不安で

そんな事なんて全くないチューリップが

私には私よりずっとずっとうらやましかった。


チューリップになぐさめられながら

いろんな事を想ったり、こわい道を人間の私は一人歩いた。