場面緘黙おとな女子のブログ

場面緘黙の経験者が当時、現在を語ります。

熊と犬と人間

6年ほど前だったか


その当時の主治医に、熊が出てきたら人は逃げる


犬がこわくて嫌いな人は犬を避ける


だけど、こわいのが人なら避けられないから、困るんですよね…。と私の病気をわかりやすく説明してくれた。その時にすでに25年は対人恐怖症、社会不安にかかっており、ずっと継続した鬱状態からうつ病にもなっていた。


もう、病気が重すぎて歩くのも本気でしんどかった。恐怖、知らず知らずの緊張で、自律神経が狂ってしまい、歩くだけで身体がこわばり、息切れがしているのが普通だった。


いつも、人が前から歩いてくるのがわかると憂鬱になって緊張した。


そんなのがずっとつづいて、全くその世界からでられなくて、苦しかった。


熊や犬なら


こわいと言っても許される。理解される。


でも人をこわいと毛嫌いすると、


こちらが睨まれたり、嫌な目で見られたり、意地悪されたり、トラブルになったり、実に危ないことになるのが涙が出そうになるくらいにジレンマだった。


私は人間対私になっていたので


すべての人が怖かった。


子供、老人、すべて


ずっとそうして生きてたから、時に人間アレルギーになり、テレビに人間ばかりなぜ出てくるのか?

人間なんて見てて面白いのか?


人間ばかりみる世界の中で


中毒になりそうで、吐きそうで


じんましんがでそうに思えた。


どうして人間ばかりの生活で、更に人間をテレビで見なくてはならないのだろうと嫌悪感と疑問がわいて憂鬱になった。