場面緘黙おとな女子のブログ

場面緘黙の経験者が当時、現在を語ります。

個性つぶし

個性つぶしと無視


機能不全家庭では、スケープゴードを1人作り、スケープゴードにみんな負担を押しつけて家庭がうまく行っているかのように成り立たせようとする意識が働く場合があるらしい。


最初、20代前半、私の二番目の主治医になった精神科医は、人としてちゃんとした骨のある先生で、私はその人にあなたがこういう風になったのは家族の中で一番優しかったからだ。


と言った。


私はぼんやりしながら、その言葉をなげかける先生の意図をわからぬまま、そうなんだとやはり…と、とくに感情はわかなかった。


一番優しいとは、母も私の事を家族の前で一番優しいと言っていた。


一番優しい者が犠牲になる


先生の言葉と母の言葉はリンクしていた。

母は私に一番優しくあってほしかったのだろう。

まだまだ成長過程の私がその後、性格も変わる場合だってあるのに…私は一番優しいにされてしまったような気すらする。。。。


母はおかしい。


私は誰かの母になりたくなかった。

もう嫌だった。

そんな毒に人を毒するような支配者になりたくなかった。


スーパーで私の頭の中に広がる思いは、みんな姉と母の呪文のような、自分たちのための呪文だったのだ。


統合失調症の人が幻聴や妄想に苦しむ症状があるが、あれは強い強い強引な誰かの個性に自分の個性をつぶされた証拠で、


だから幻聴や自分をののしる誰かの声が聞こえてくるような症状がでて、そしてその想いに苦しめられ疲弊して自分と誰かが統合できなくて当然のまま、一人の人間の中に住みつくのではないかとおもう。


私は、被害妄想はあったし、関係妄想があったが、なぜか統合失調症がうたがわれたが、

重症対人恐怖症と病名が選択された。


その違いは私の話は筋が通っていて不自然さがないという事だった。