セッション
私が私をみつける前に人が私を決めつけたので私は窮屈で窮屈で、どうしてよいか戸惑っていた。そんな空気の中で誰も私を歓迎しなくて
私は勝手に人のものになり
戸惑うまま、なにかをいえば
回りの視線や大きな声にかき消された
なんかいもトライしても必ず。
私よりも大きな
図々しさに
冷たい声に
もどかしく
悔しくて
またいうのだけど、
その想いはかき消される。
毎回決まりのように
ルールのように
それでいて話せという。
お願いだから
私が私をみつける前に決めつけて
私を奪わないでほしかった。
たぶん、わたしは
母や姉よりも
もしかすると利口で
引いてしまった。
ケンカをしかけられたら、どうしたら
いいの
おんぶされた私が母に聞いたとき
母は無視するのが一番利口だよと
私に答えた。
その言葉に絶対おかしいと違和感を母の背中
覚えたこと今も覚えている。
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