場面緘黙おとな女子のブログ

場面緘黙の経験者が当時、現在を語ります。

虚人に無表情に来る催促上の山

定期的に催促状が、市などから


無表情に送られてきてテーブルの上は


催促状の山になっていた。


そこに座り父はまるで廃人で無気力で


なんにもできず


ぼ~としていた。


父の存在の痛々しさにも、催促は


一枚一枚重りとなり迫り重なり父を


おきつぶすかのように


途切れなく、無表情なロボットのように

送られてきて、迫るようで


私は


その、機械的な冷たさと


生きるということと


天秤にかけていた。


途中で山のように作った、つくりかけの


財産と、夢と人生と、


未完成に終わってしまったものにも


催促状は


催促し


叶わぬ夢にも


力足らずな命にも



だただ催促をせまり


それだけでよくて


どうすればよいかわからない


父に


催促だけをする


助けてもくれない